新年の挨拶  広島県森林組合連合会 代表理事会長 小林秀矩


 

   謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

平素は、森林組合系統の業務運営につきまして、格別のご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年からの新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な経済停滞により、我が国の森林・林業・木材産業においては、経済活動の停滞に伴う需要の喪失など、山村をはじめとする地域経済はかってない危機に直面しています。先々の影響が見通せないところもあり、感染防止に努めながら、この正念場を系統の結束で乗り越えていかねばならないと考えております。

さて、我が国の森林は人工林を中心に本格的な利用期を迎えており、この豊かな森林資源を持続可能な形で利用することが重要な課題となるなかで、適切な森林整備を通じた木材の供給はもとより、森林の持つ公益的機能の発揮に寄与する「林業」に対する注目度は、ますます高まっております。

森林組合系統は、豊かで健全な森林を次の世代に、どのように引き継いでいくのかという大変大きな責任を負っており、林業生産活動を通じて応えていくことが求められております。

また、森林組合の経営基盤の強化に向けた「森林組合法」が改正され、地域の森林管理主体である我々森林組合系統が、事業連携強化や経営安定化に向けて積極的に取り組みを進めていくためにも、系統のあり方を模索し、将来像を確立していかなくてはなりません。

こうした中、広島県森林組合連合会では、県下2箇所にある木材共販所において木材の安定供給のための「買取販売」、里山再生事業等による「伐って、使って、植える」という林業の健全な循環を通じ、SDGsの目標である持続可能な社会への貢献、さらに、県の支援を得て、求人・求職者の紹介・斡旋と定住に繋がる「無料職業紹介事業」等にも力を入れているところです。

また、今年度、5年間の行動計画を策定し、「持続可能な林業経営の確立」、「担い手の確保・育成」、「組織体制強化」に引き続き取り組むことなどにより、ポストコロナに向け、林業経営体の強化や事業・雇用の創出はもとより、木材需要の拡大等を進めることで、直面する危機を乗り越えて参ります。

県においては、「次期2025広島県農林水産業アクションプログラム」の中で年間40の県産材を安定的に生産・供給することを目指すとともに、山地災害防止対策等の防災・減災対策を進めていくことになっており、森林組合系統としても次期アクションプログラムの成果達成に向けて積極的に取り組んで参ります。

今後とも、県、森林組合等と連携・協力して様々な事業に積極的に取り組み、林業の成長産業化と地方創生に貢献できるよう取り組んで参りますので、皆様の一層のご支援と、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりますが、コロナ禍の一刻も早い終息と、新しい年が、皆様にとりまして希望に満ちた明るい年となりますよう、心からお祈りを申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 


広島県森林組合連合会内に事務所を構えております。各種講習会等